【神戸市】『六甲有馬ロープウェー・表六甲線』撤去が決まりました。2025年より「表六甲駅」と「天狗岩駅」の駅舎と支柱の解体が始まります。

六甲有馬ロープウェー・表六甲線』の撤去が決まったようです。ガーデンテラス付近を撮影した時に、写り込んでいる支柱。あれが『六甲有馬ロープウェー・表六甲線』の支柱です。

『六甲有馬ロープウェー・表六甲線』

株式会社こうべ未来都市機構が管理している六甲有馬ロープウェー・表六甲線は、2004年12月19日から運行を休止しておりますが、施設の老朽化が激しいため撤去することとなりました。
なお、索道事業の廃止届については、2024年9月に近畿運輸局へ提出しております。また、六甲山有馬温泉を結ぶ六甲有馬ロープウェー・有馬線は通常どおり営業運行をしております。
神戸市HP記者発表(2024年11月20日)

表六甲線の施設概要

路線:表六甲駅~天狗岩駅~六甲山頂駅(旧六甲山頂カンツリー駅)
距離:2,268メートル(所要時間12分)
支柱:5基
搬器:4台
※搬器とは、空中索道(ロープウエー・ケーブルカー・エレベーターなど)で、人や荷物を乗せる部分
天狗岩駅近くの支柱

【撤去工事の概要】

(1)1期工事(2024年度~)
          索条:ワイヤーロープ(支索、曳索、平衡索)の撤去
          工事用進入路の整備

(2)2期工事(2025年度~)
          駅舎:表六甲駅、天狗岩駅の解体
          支柱:5基(最大高さ44m:3号支柱)
(3) 工事施工業者:日本ケーブル株式会社 大阪支店
          工事期間:2024年12月から2026年度末
          工事費:11.2億円(税抜)

まずは、ワイヤーロープから撤去して、2025年からが本格的に撤去が始まるようです。

天覧台・六甲山

六甲山天覧台

六甲有馬ロープウェー・表六甲線」が営業開始をしたのは、昭和45年。

天覧台から少し西側の下を見ると、表六甲駅を見ることが出来ます。撤去されるまでに天覧台に行くことがあれば、ぜひご覧ください。

表六甲駅

下の写真は、2024年5月に天狗岩駅近くの支柱を撮影したものです。

天狗岩駅近くの支柱

天狗岩南尾根コースで、下山する時に撮影しました。腐食が激しく素人目にもそろそろ撤去しないと危なそう…と感じるほどでした。

天狗岩駅近くの支柱

個人の方が撮影した「六甲有馬ロープウェー・表六甲線」六甲山頂駅(旧六甲山頂カンツリー駅)から表六甲駅へ乗車された動画が、YouTubeにアップされていたのでご紹介します。

今回の駅舎撤去に六甲山頂駅(旧六甲山頂カンツリー駅)は含まれていませんでした。ここはフォトスポットとして、継続ということのようです。

撤去するにも、莫大な費用が掛かるから、休止中のまま…。という話を聞いたことがあったんですが、いよいよ六甲山の活性化に向けて一歩進みそうですね。

六甲山頂駅
神戸市灘区六甲山町北六甲4512−336
よんたん

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