【神戸市東灘区】写真撮影しても良いの?神戸ゆかりの美術館で開催中「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ」作品面白くてびっくり♪
六甲アイランド、神戸ゆかりの美術館で開催されている、「GIGA・MANGA 江戸戯画から近代漫画へ」へ行ってきました。
兵庫県の緊急事態宣言をうけて休館となっていましたが、2021年5月12日(水)より再開。
入館手続きをすませて、スマホを鞄に入れて、いざ!鑑賞。
えっ?
「撮影可・発光禁止」
人はまばら…。誰も撮影していないし…。本当に良いの?
美術館の雰囲気を引きで撮影する以外に、作品をアップで撮影してもよいの?
学芸員の方に、訪ねたところ、本当に撮影OK!後半の大正・昭和時代の漫画本ブースは、撮影がNGです。とのこと。
何枚かご紹介します。
死絵 八代目市川団十郎 行念三十二才
作者不詳
三途の川を渡る八代目市川團十郎を引き留めようとする熱狂的な女性ファンたちを描く図。その中には地獄への引き渡し役である脱衣婆もいて、冥界の鬼に「連れていかないで」と懇願している。さらに左側ではメス犬やメス猫も引き留めている。
面白い!今も昔もファン心理は同じなんですね~。
歌川国芳作品
何年か前に探偵ナイトスクープで、実際に人が集まって作品つくっていましたよね。この浮世絵も、寄せ絵(だまし絵)になっています。
歌川国芳作品
浮世よしづ久志
「よし」とは良いこと。この世には「よし」という言葉があふれていると紹介している。作品の右上で猫を抱いて後ろ向きに座る男は作者の歌川国「よし」である。
右の上側に書かれた文字は、
「人の身の 良し悪し話 よしにして なんでもかでも ずっとよしよし」
「人の噂話、良いこと悪いこと、ウンウン…。聞き流してたらよいよ~」って感じでしょうか…。SNS時代にも十分通じますね。
鬼も登場。昔から、日本人は鬼が好きだったみたいですね~。
作品の横の注釈が書かれているものが多く、予備知識がない人間でも十分楽しめます。
近代漫画のブースは撮影不可のブースには、NHK連続テレビ小説『おちょやん』の作中に出てきていた、「正ちゃんの大冒険」作品なども展示されていました。
長梅雨になりそうな今年。気分転換にいかがでしょうか?