【神戸市】勝海舟が進言して出来た『神戸海軍操練所と考えられる遺構』現地説明会 1月13日・14日に開催<予約申込開始>何の発掘調査か気になってました…。

アトア(átoa)へ行く途中の工事現場で、2023年春ごろより、「発掘調査中につき きけん です立ち入らないでください。神戸市」の貼り紙が…。

発掘調査って…。何の?? と思っていたんですが、今回、一般公開される、神戸海軍操練所と考えられる遺構の発掘調査だったようです。以下、公開の内容をご紹介します。

現地説明会の開催要項

『神戸海軍操練所と考えられる遺構を発見~神戸港発展の礎~』

発掘調査現場の所在地
神戸市中央区新港町16番地

開催日時
2024年1月13日(土曜日)13時00分から15時00分
2024年1月14日(日曜日)11時00分から15時00分
※小雨決行。

中止の場合は神戸市文化財課SNS(Xおよびfacebook)にて当日9時に告知。
神戸市 X・旧Twitter(公式):
神戸市 Facebook(公式):

申込み方法
事前申込み制(神戸市イベント申込サイトによるオンライン申込み)
予約申込ページ<1月13日(土曜日)午後>
予約申込ページ<1月14日(日曜日)午前>
予約申込ページ<1月14日(日曜日)午後>

申込み期間
2023年12月27日(水曜日)9時00分~1月12日(金曜日)17時00分

定員:30分単位で入替 各回100名(先着順)
参加費:無料

※足元が悪いため、汚れてもよい服装でお越しください。

神戸海軍操練所跡碑

神戸海軍操練所跡碑

海軍操練所跡は、中央区新港町に拡がる東西約250m、南北約200mの広さの遺跡です。当遺跡は、絵図などの資料により、元治元(1864)年に江戸幕府によって設置された海軍操練所の跡地と推測されています。

2023年6月よりウォーターフロントエリアの再開発事業に伴い発掘調査を行った結果、石造りの築堤や、石積みの防波堤を発見。発掘調査の成果から、3段階(神戸港開港以前、神戸港開港期、明治中期以前)の遺構が、重層的に残存していることがわかりました。概要は以下の通りです。

神戸港開港以前(1864~65年頃):神戸港開港以前
神戸港開港期(1868年頃):初期の神戸港第一波止場の石積防波堤
明治時代中期以前:第一波止場の石積防波堤と信号所の遺構

発掘調査の成果としては、以下の3点があげられます。

1.神戸開港以前の遺構がはじめて発見された
発見された遺構(石積の防波堤)は神戸海軍操練所の一部の可能性が高く今後に続く、発掘調査でその実態の解明が期待できます

2.神戸港160年の歴史的変遷を物語る遺構の発見
神戸開港以前の遺構を土台に、神戸開港期から明治時代中期頃に構築された港湾施設が重層的に発見されました

3.考古学の手法で神戸港発展の歴史的経過を検証した
発見された遺構を詳細な実測や写真等で記録し、様々な角度から検証を行いました。幕末までに築かれた港湾施設を考古学的な手法により調査を行った事例は、佐賀県三重津遺跡などがありますが極めて少なく、幕末に開港した5港(函館・横浜・新潟・神戸・長崎)のなかでは初めてのことです。

勝海舟の進言により幕府が神戸に設置したという、海軍士官養成機関である、海軍操練所の遺構。これは、歴史好きの方にとっては、見逃せないのでは♪

よんたん

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