【神戸市灘区】えっ、畳が介護保険の対象に? 昭和33年創業、三代続く「奥井畳店」で、畳の最前線を教えてもらいました♪

兵庫県

神戸市灘区桜口町にある「奥井畳店」さんを訪ねました。

店頭に掲げられているのは、「畳は日本の宝 世界に誇る日本の畳」と書かれたのぼり。

【神戸市灘区】えっ、畳が介護保険の対象に? 昭和33年創業、三代続く「奥井畳店」で教えてもらいました

奥井畳店さんは昭和33年創業。現在は三代目の奥井啓太さんが、二代目のお父さまとともに、受け継いできた畳作りを続けています。

【神戸市灘区】えっ、畳が介護保険の対象に? 昭和33年創業、三代続く「奥井畳店」で教えてもらいました

初代のおじいさまは88歳まで現役だったそう。地域に根差し、約70年にわたって畳と向き合ってきたお店です。

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工場内には、大きな畳製造用の機械と、作業を待つ畳がずらり。

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ひと口に畳といっても実は、表面の「畳表(たたみおもて)」と、土台になる「畳床(たたみどこ)」、加えて畳の角をを彩りながら保護する「畳縁(たたみべり)」でできています。

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昔ながらの畳床には稲わらが使われていましたが、現在はボードなどを重ねた建材床が主流。畳表も天然い草だけでなく、耐久性の高い樹脂素材など、使う場所や暮らし方に合わせて選べるそうです。

実際に触ってみると、高級品は目が詰まっており素人でもどれが高いかわかります。今まで、そういう目線で畳を見たことがなかったので、畳の間に通された時の一つの楽しみが出来ました。下の写真だと、一番右が高級品です。

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和室の減少に伴い、国内のい草農家や畳職人も減少。特に若い職人は少なく、30代の奥井さんも業界では“かなりの若手”。畳文化を次の世代へ伝えていくことが、大きな課題になっているそうです。

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近年は、い草の香りが心身に与える影響についての研究がいろいろ発表されているそうですが、難しい研究結果を知らなくても、新しい畳の香りを嗅いで「なんだか落ち着く」と体感で感じますよね。

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畳には本間・京間・江戸間・団地間などの呼び方がありますが、昔の家屋は、畳の寸法を基準に建てられていたそうです。ある意味とても合理的な設計だったのかもしれませんね。

知ってほしい「介護用畳」

今回、いろんなお話を聞かせてもらったなかで特に興味をひかれたのが「介護用畳」という存在です。

【神戸市灘区】えっ、畳が介護保険の対象に? 昭和33年創業、三代続く「奥井畳店」で教えてもらいました

転倒した際の衝撃を和らげながら、柔らかすぎて歩きにくくならないよう設計された特殊な畳。歩行の安定性や、車椅子での移動のしやすさなども考えられているそうです。

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実は、高齢者の転倒事故の約半数は、住み慣れた自宅で発生しているのだとか。わずかな段差や滑りやすい床などが、思わぬ事故につながることもあります。

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高齢者が転倒して骨折すると、それをきっかけに外出や歩行が難しくなり、介護が必要な状態につながることも。毎日過ごす家の床だからこそ、転倒を防ぐだけでなく、万が一転んだ時の衝撃を和らげるという視点も大切ですね。

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さらに、一定の条件を満たす場合は、介護保険の住宅改修費の支給対象になることがあるそうです。

要支援・要介護認定を受けていることに加え、工事前の申請やケアマネジャーへの相談など、いくつかの要件がありますが、支給が認められれば、自己負担を大幅に抑えて「介護用畳」を導入できる可能性があります。

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転倒や移動への配慮を目的とした畳があることを、必要な方にもっと知られてほしいですね。奥井畳店さんでは、採寸から申請書類の作成・提出までサポートされているとのことです。

店頭では畳縁も販売

店頭では、さまざまな色や柄の畳縁も販売されていました。

数百円から購入できるものもあり、バレッタやポーチ、アクセサリーなどの小物作りにも使えそう♪ 「たたみべりでバラ作り体験」などの実施もされているようです。

「和室がないから畳とは無縁」と思っていた方は、ラグの感覚で1枚の畳を購入して、い草の香りを感じながら、お昼寝や読書を楽しむのは最高に気持ちよさそうですね

畳替えの相談だけでなく、工場見学やものづくりを通して、畳を身近に感じられる奥井畳店さん。普段、何気なく座っている畳の奥深さを、改めて知ることができました。

奥井畳店
住所
神戸市灘区桜口町2丁目3-21 プラザ六甲道1階
定休日
日曜日
電話番号
078-841-0351
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※情報は取材当時のものです。来店の際は公式情報をご確認ください。

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